こんにちは、ナナ(@nekotebiki)です!
「猫が熱中症かもしれない…。どうしたらいいのかな?」
猫が暑さでぐったりとしていたら、心配になりますよね。
もし、熱中症だとしたら、早めの応急処置が必要になります。
まずは熱中症の症状がでていないか確認してください。
熱中症の症状にあてはまるものがあれば、すぐに動物病院へ行きましょう!
とはいえ、どういったものが熱中症の症状がわかりませんよね。
そこで今回は熱中症について詳しく紹介します。
具体的には、
- 熱中症の症状
- 熱中症になった場合の応急処置
- 猫が熱中症になる原因
- 熱中症になりやすい猫
- 熱中症になった場合の対処法
- 熱中症を放っておくリスク
について、順番に説明していきますね!
目次
猫が熱中症になったときの症状
まず、「熱中症かな?」と感じたら、以下の症状がでていないか確認してください。
- 舌を出して激しく呼吸している
- 呼吸が苦しそう
- よだれが大量にでている
- ぐったりしている
- 歩くとふらつく
- けいれん
- 意識が朦朧としている
上記の症状がでていたら、熱中症の疑いがあります。
また、けいれんや意識がない場合は、重症化している恐れもあるので、早めの処置が必要になります。
熱中症の症状がでていたらすぐに動物病院へ
熱中症の症状がでていたら、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
熱中症になると、素人ではどうすることもできないからです。
また、動物病院へ連れて行く前に、応急処置も忘れず行ってください。
応急処置をするかしないかで、猫の命にかかわってきます。
熱中症になったときの応急処置
応急処置のやり方は、猫の意識があるかないかによって少し異なります。
意識がある場合
嘔吐や下痢、自分で歩けないなどの症状はあるが、意識はしっかりしているという場合は、まず猫を涼しい場所に移動させましょう。
その後、水を飲ませて動物病院へ連れて行ってください。
意識がない場合
まず、猫を日陰へ移動させましょう。
エアコンがあれば猫の股やワキにあてて冷やしてください、ない場合は扇風機やうちわでも問題ありません。
その後、濡らしたタオルや氷、あれば保冷剤などを猫の股やワキにあてて体温を下げます。
そのままの状態で、なるべく早めに動物病院へ連れて行きましょう。
また、意識がない場合は、のどをまっすぐにして気道を確保するようにしてください。
そうすることで、呼吸がしやすくなります。
よだれは喉に詰まることがあるので、でていたら拭くようにしましょう。
猫が熱中症になる原因とは
猫は汗をかかない動物なので、人のように汗をかいて体温を下げることができません。
また、全身被毛に覆われているため、体温が逃げにくくなっています。
さらに、下記のような環境下では、より熱中症にかかりやすくなります。
- エアコンがない部屋や車など暑い環境のなか長時間いる
- 屋外で長時間の直射日光を浴びる
- 空気の通りが悪く熱がこもりやすいケージでお留守番させる
- 気温が高い場所で激しい運動をさせる
- 水をあまり飲まない
このように、様々な原因が熱中症をひきおこします。
愛猫だけでお留守番させる場合は、部屋の温度に注意しましょう!
熱中症になりやすい猫
環境だけではなく、猫によっても熱中症にかかりやすい子がいます。
具体的に言うと、
- 子猫や高齢猫
- 腎臓病や腎不全
- 心臓病
- 肥満
- 水をあまり飲まない
などの猫は、特に熱中症には気をつけましょう。
猫が熱中症にならない対処法
エアコンをつけ猫に適した温度をたもつ
猫が一番熱中症になりやすいのは、室内でのお留守番の時です。
部屋が暑くならないように、エアコンをつけ涼しい状態にしておきましょう。
外出する際は、室温が30度以上にならないようにしてください。
基本的に設定温度は28度~30度、毛の多い猫や肥満の猫なら27度~28度が理想的です。
また、遮光カーテンやブラインドなどで、直射日光があたらないようにしましょう!
風通しをよくする
風通しが悪い部屋だと、熱がこもって室温が高くなります。
できるだけ、部屋の風通しはよくしてください。
窓を開けるのは猫が脱走する恐れがあるので危険です。
猫の届かない換気用や通気用の小窓を開けるようにしましょう。
窓を開ける際は部屋の北と南、もしくは東と西など、向かい合って開けると空気の通りがよくなります。
新鮮な水を複数箇所に置いておく
猫はもともと、あまり水を飲まない動物です。
それなのに、部屋の気温が高くなるとより熱中症にかかりやすくなります。
猫がいつでも水を飲めるように、部屋の複数箇所に飲み水を準備しておきましょう。
また、猫は新鮮な水を好みます。
古い水だと飲まなくなるので、気をつけてくださいね!
ひんやりグッズを使う
猫用のひんやりグッズを使うのもおすすめです。
冷気が出るハウスや大理石で作られたひんやりマットなど、熱中症対策グッズは多くあります。
もし、外出中にエアコンが壊れても、ひんやりグッズがあれば熱中症を回避することもできます。
万が一のために、ひとつは準備しておきましょう。
熱中症を放っておくと後遺症が残ることも
熱中症だと知らずに放っておき、動物病院へ行くのが遅くなると最悪の場合、後遺症が残ることも…。
後遺症には、
- 急性腎不全
- 低血糖
- 神経症状
- 消化器症状
などがあり、どれも怖い病気です。
ちなみに、これらは熱中症が重症になった場合の話。
早めに気づいて軽度のうちに動物病院へ連れて行けば、後遺症を回避することもできます。
そのため、愛猫の異変に気付いたら、なるべく早めに獣医さんに診てもらいましょう!
猫が熱中症にならない快適な空間を作りましょう!
熱中症はそのままにしていても治りません。
むしろ、どんどん悪化してしまいます。
悪化させないためにも、熱中症の症状がでていたら早めに動物病院へ連れていきましょう。
もし、熱中症かわからない、けど猫の様子がいつもと違うといった場合でも、獣医さんに診てもらう方が安心です。
遠慮せずに、気になることがあれば獣医さんに相談するようにしましょう。
その前に飼い主さんはまず、愛猫が快適に暮らせる環境を作ってあげてくださいね!