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猫は高齢になると様々な病気にかかるリスクが高くなります。そのため、与えるキャットフードも健康面を考えて、体に優しいご飯を与えることが大切です。
とはいえ、多くの人が
「どういう基準で選んだらいいの?」
「1日にどのくらい与えたらいいの?」
「どのキャットフードがいいの?」
という疑問を持つでしょう!
そこで今回は、高齢猫に適したキャットフードの選び方やおすすめのキャットフードについて紹介します。
具体的には、
- 高齢猫のキャットフードを切り替えるタイミング
- キャットフードを選ぶポイント
- 1日に与えるキャットフードの量
- おすすめのキャットフード3つ
を順番に説明していきますね!
高齢猫のキャットフードを変更するのは7歳から
成猫用から高齢猫用のキャットフードに切り替える目安は7歳くらいです。
多くの猫は7歳を超えると高齢期に入ってきます。高齢期に入ると体力が衰えてくるため、これまでの食事ではうまく消化しきれなくなります。
また、慢性腎不全などの病気のリスクも高くなってきます。そのため、栄養バランスがよく、体に負担をかける栄養素が入っていない高齢猫用のキャットフードに切り替えるようにしましょう!
食事の回数を増やす
高齢になると運動量や消化機能が低下してきます。1度に食べられる量が成猫に比べて減少するため、回数を増やして与えることが大切です。
一度に多くのご飯を与えると、体調不良の原因にもなるので、気をつけましょう!
また、高齢になるにつれ食欲の波も大きくなります。そのため、決まった回数や時間にご飯を与えるのではなく、猫がご飯を食べたいときに与えるようにしてください。
食べない場合は直接手で与える
猫も人間同様に、歳をとると食欲が落ちたり、食事をすることじたい億劫に感じたりして、自分からご飯を食べないときがあります。ご飯を食べないと栄養失調になる可能性もあるので、しっかり食べさせることが大切です。
もし、自分から食べないようであれば、スプーンや手で飼い主さんが直接与えるようにしてください。
それでも食べるのを拒否する場合は、流動食に切り替える必要があります。獣医さんに相談のうえ、猫にあった流動食を選びましょう。
エサの量をしっかりとコントロールする
高齢になると脳の衰えも進んできます。そうなると自分で食事の量がコントロールできなくなり、出されたご飯をすべて食べてしまうようになります。
1回の食事量を飼い主さんがしっかり管理しているのなら問題はありませんが、管理していないと肥満や吐く原因にも!
そうならないためにも、猫に代わって飼い主さんが、しっかり食事量をコントロールしてあげてくださいね。
高齢猫のキャットフードを選ぶポイントは3つ
子猫や成猫の場合は、栄養価が高いものを中心に選びますが、高齢猫になると栄養バランスや食べやすさが重要になります。高齢になると病気のリスクが高くなるので、体に優しいキャットフードを選ぶことが大切です。
高齢猫に合わせて配合された総合栄養食を選ぶ
子猫や成猫と同じように、高齢猫用の総合栄養食を選ぶことが大切です。子猫や成猫の総合栄養食は、主にタンパク質を中心に考えられています。それに対して、高齢猫用の総合栄養食は健康維持のため、少量でも栄養がバランスよくとれるように工夫されています。
また、高齢になると運動量も低下するため、これまで通りのキャットフードを与えてしまうと、肥満になってしまいます。そのため、高齢猫用の総合栄養食は、カロリーが控えめに作られているのです。
総合栄養食についてさらに詳しく知りたい方はこちら👇
猫に合わせて食べやすいタイプを選ぶ
総合栄養食にもドライタイプとウェットタイプのキャットフードにわかれますが、猫が食べやすいものを与えることが大切です。
高齢になると噛む力が弱くなったり、ご飯を消化する力が低下したりします。そのため、水分量を多く含んだキャットフードの方が、柔らかく、体にも負担がかからないので安心です。
また、高齢になると水を飲む量が少なくなる猫もいます。水分をしっかりとらないと、脱水症状にもなるため、そういった点では水分を多く含んだウェットタイプはおすすめです。
しかし、栄養バランスの面ではドライタイプの方が優れています。そのため、猫が食べられるのなら、ドライフードを優先に与えてください。お湯でふやかせばウェットタイプのように水分も含まれ、やわからくもなるので、食べやすくなります。
ですが、あくまでも猫優先で考えてあげてください、ドライを嫌がるならウエット、ウェットを嫌がるならドライといったように、好みに合わせて与えるようにしましょう。
リン・ナトリウムが少ないものを選ぶ
高齢猫の場合、キャットフードに含まれている栄養素も重要で、その中でもリンやナトリウムは少ないものを選びましょう。
リンやナトリウムは、猫にとって必要な栄養素となりますが、高齢猫になると体の機能が低下しているため病気のリスクが高くなります。
リンは腎臓、ナトリウムは心臓に負担をかけてしまうため、なるべく控えるようにしてください。
15歳をすぎると3割もの猫が慢性腎不全にかかります。少しでもそういったリスクをおさえるためにも、キャットフードにリンやナトリウムがどれくらい含まれているのかは、しっかりチェックしてくださいね!
高齢猫の1日のご飯の量は体重と月齢による
1日に与えるご飯の量は、体重と月齢によって変わってきます。わかりやすいように、表にまとめて説明しますね!
体重 | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg | 6kg | 7kg |
---|---|---|---|---|---|---|
量 | 35g | 50g | 60g | 70g | 80g | 90g |
(1日あたりのg)
※100gあたり367kcalのキャットフードの場合
この表はあくまでも目安となります。猫の健康状態に合わせて調節するようにしてください。キャットフードのパッケージと内容が異なる場合は、パッケージに書いてある量を与えるようにしましょう。
高齢猫におすすめのキャットフード3選
ニュートロ ナチュラルチョイス エイジングケア チキン
- 消化しやすい高品質の素材を使用
- 心臓の健康をサポートするタウリンを配合
- ふやけやすい粒のため食べやすい
価格 | 2,840円/2kg(税込) |
原産国 | アメリカ |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:36.0%以上 脂質:17.0%以上 粗繊維:6.0%以下 灰分:10.5%以下 水分:10.0%以下 カロリー:375kcal(100gあたり) |
ピュリナ プロプラン 7歳以上の成猫用
- 腸内環境をサポートするプレバイオティクスを配合
- 歯石がたまりにくい
- ミネラルのバランスが良く尿路の健康をサポート
価格 | 2,123円/1.3kg(税込) |
原産国 | オーストラリア |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:33.0%以上 脂質:16.0%以上 粗繊維3.0%以下 灰分:10.0%以下 水分:12.0%以下 カロリー:390kcal(100gあたり) |
売り切れ
ヒルズのサイエンス・ダイエット インドアキャット シニア 高齢猫用 7歳以上
- カロリーを約6%おさえた低カロリーキャットフード
- 塩分やリンの量をバランスよく調整
- 極上の旨み成分配合で猫が好む味付け
価格 | 1,295円/1.8kg(税込) |
原産国 | オランダ |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:33.6%以上 脂質:19.3%以上 粗繊維8.4%以下 灰分:5.3%以下 水分:12.0%以下 カロリー:390kcal(100gあたり) |
まとめ
高齢になった猫は、病気にかかりやすくなるため、キャットフード選びはとても重要です。
- 高齢猫用の総合栄養食を選ぶ
- 食べやすいタイプを選ぶ
- リン・ナトリウムが少ないものを選ぶ
どんなに元気な猫でも、歳をとると体の衰えはでてきます。そのため、健康に配慮されたキャットフードを選ぶことが大切です。
高齢の猫に合ったキャットフードを選ぶことで、いつまでも元気でいられる体づくりのサポートをしてくれます。
いつまでも一緒にいられるように、猫の体のことをしっかり考えてあげてくださいね!