ウェットタイプのキャットフードを購入する場合、選ぶポイントやメリット・デメリットを知ったうえで購入した方が安全です。
猫にあっていないキャットフードを与えてしまうと、アレルギーや病気になる可能性が高くなるのでとても危険です。
とはいえ、多くの人が
「ウェットタイプにはどういったメリット・デメリットがあるの?」
「どうやって選んだらいいの?」
「おすすめのウェットタイプは?」
という疑問を持っているでしょう。
そこで今回は、ウェットタイプのメリット・デメリットや選び方、おすすめのキャットフードについて紹介します。
具体的には、
- ウェットタイプの特徴
- ウェットタイプのメリット・デメリット
- ウェットタイプの選び方
- おすすめのウェットタイプ3つ
を順番に説明していきますね!
キャットフード「ウェットタイプ」の特徴
水分含有量が75%以上のキャットフードをウェットタイプと呼びます。特徴としては、水分量が多いためドライタイプに比べて「ふわふわ」しています。
ドライフードの特徴はこちら👇
また、「フレークタイプ」や「スープタイプ」、「ムースタイプ」など、バリエーションが多いところもウェットタイプの特徴です。
ウェットタイプは開封すると徐々に味が落ちていくため、開封したらその日のうちに食べるようにしましょう。
キャットフード「ウェットタイプ」のメリット
尿路結石になりにくい
尿路結石の原因の一つに、水分摂取量があります。水をあまり飲まない猫は、尿が濃くなり、最悪の場合尿路結石にも…。
ウェットタイプの場合、水分含有量が75%以上もあるため、水をあまり飲まない猫であってもウェットフードを食べていれば、尿路結石のリスクは低くなります。
とはいえ、ウェットのご飯を食べたからといって、まったく水を飲まないでいいというわけではないので、水もしっかり飲ませてくださいね!
猫が水を飲まない場合は、こちらの記事に対処法や水を飲まないリスクをまとめているので、是非チェックしてください🥤
猫の食いつきが良い
猫が好む味つけや食感となっているので、ドライフードに比べて食いつきが良いです。
ドライフードをあまり食べない猫でも、ウェットフードに切り替えるとご飯をよく食べるようになることがあります。
柔らかいので食べやすい
水分が多いため、粒が柔らかくとても食べやすいです。なので、噛むのがあまり慣れていない子猫や噛む力が弱くなっている高齢猫におすすめのキャットフードとなります。
キャットフード「ウェットタイプ」のデメリット
ドライフードを食べなくなる
メリットでも書きましたが、ウェットフードは猫にとって美味しく感じるご飯のため、一度ウェットフードを与えてしまうと、ドライフードを食べなくなる猫もいます。
できるのなら、両方のタイプを食べれるようにしておくと、どちらかのご飯しか用意できないといった緊急時でも安心です。
ですが、無理に嫌いなタイプのご飯を与えると、ご飯をまったく食べなくなることもあります。無理強いせず、猫の好みを優先してあげてくださいね!
歯石がつきやすい
ウェットタイプは水分が多いため、ご飯の食べカスが歯につきやすく歯石になりやすいというデメリットがあります。
歯石をそのままにしていると、歯周病になることもあるので、そうならないためにもしっかりケアすることが大切です。
週に2〜3回は、猫の歯を市販の歯磨きシートやブラシで磨くようにしましょう。
値段が高い
ウェットタイプは、ドライタイプに比べて値段が高いものがほとんどです。商品にもよりますが、ドライタイプに比べて倍近く値段がするものも…。
キャットフードは毎日与えるものですから、毎月の額にすると結構な出費になります。もし、ウェットタイプのご飯が大好きな猫で、毎月の出費が痛いのなら、ドライタイプに少しウェットタイプを混ぜて与えましょう。
そうすれば、ウェットタイプだけを与えるより費用はかかりませんし、猫もご飯を美味しく食べることができます。
ウェットタイプのキャットフードを選ぶポイント
主要原料が肉や魚と明記されている
パッケージに記載されている主要原料は、チキンやサーモンといった素材名がしっかり記載されているものを選びましょう。
肉類や魚介類と書かれている場合は注意が必要です。肉類や魚介類の内訳に「他」と記載があると、品質の悪い肉や肉以外の骨や血が入っていることがあります。
そういった品質の悪いキャットフードは、当然猫の体にもよくありません。しっかり主要原料はチェックしておきましょう!
総合栄養食と記載されているか
ウェットタイプはドライタイプに比べて、総合栄養食の種類が少なく、一般食やおやつが多い傾向にあります。
そのため、どの種類か確認せずに買ってしまうと、総合栄養食では無かったということにも。
主食にするのならパッケージに総合栄養食と記載されているものを選びましょう!
添加物が入っていないか
ウェットフードは、ドライフードに比べて添加物が多くないものが多いです。とはいえ、添加物を多く含んでいるものもあるため、成分表はしっかり確認しましょう!
添加物と書いてあっても、天然由来のものは問題ありません。気をつけ流のは有害のある添加物です!
キャットフード「ウェットタイプ」のおすすめ3選
ウェットタイプのメリットやデメリット、選び方をふまえたうえで、おすすめのキャットフードを3つ紹介します。自分で決められないという人は、ぜひ参考にしてください!
子猫には「ロイヤルカナン キトン グレービー」
特徴
- 子猫でも食べやすいグレービー状
- 栄養バランスに優れているため子猫に与えても安心
価格 | 1,836円/12個(税込) |
原産国 | フランス |
主要原料 | 鶏・豚 |
成分 | タンパク質:10.0%以上 脂質:2.0%以上 粗繊維:1.9%以下 灰分:2.0%以下 水分:81.0%以下 カロリー:95kcal(100gあたり) |
成猫には「メディファス ウェット」
特徴
- バランスの良いマグネシウム含有量
- ミネラルやアミノ酸を調整し、尿路の健康をサポート
価格 | 2,101円/12個(税込) |
原産国 | 日本 |
主要原料 | ささみ・まぐろ |
成分 | タンパク質:7.5%以上 脂質:2.4%以上 粗繊維:0.5%以下 灰分:3.1%以下 水分:82.0%以下 カロリー:64kcal(1袋あたり) |
売り切れ
高齢猫には「ヒルズのサイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用」
特徴
- 消化吸収に優れた原料を使用
- 栄養バランスに優れ、目や心臓、骨や筋肉の健康をサポート
価格 | 1,972円/24個(税込) |
原産国 | アメリカ |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:38.8%以上 脂質:24.3%以上 粗繊維:2.8%以下 灰分:3.0%以下 水分:78.0%以下 カロリー:90kcal(1缶あたり) |
まとめ
ウェットタイプには、様々なメリットがあります。
- 猫がご飯をあまり食べない
- 猫があまり水を飲まない
- 猫の噛む力が弱い
ウェットタイプには、メリット・デメリット色々ありますが、ウェットタイプにするのかドライタイプにするのかは、猫にあわせて決めるようにしましょう。
もし、体質にあっていないと、アレルギーや病気になるリスクが高くなりますし、猫が好まないタイプだとご飯を食べなくなってしまいます。
そうならないためにも、猫の体調や好みにあわせて猫ファーストで考えてあげてくださいね!