こんにちは、ナナです!
「塩分が少ないキャットフードってどれだろう?」
今回は、こんな悩みを持った人の疑問を解決していきます。
塩分って摂りすぎると、身体に悪そうですよね。
結論から言うと、私のおすすめするキャットフードは
- ヒルズのサイエンス・ダイエット アダルト 成猫用
- ロイヤルカナン 室内で生活する成猫用
- ロイヤルカナン 12歳以上の高齢猫用
です!
どういったところがおすすめなのかは、記事のなかで詳しく説明しますね!
それともうひとつ覚えておいてほしいのが、実はキャットフードの塩分量って、多くても問題ないんですよ。
塩分が多い=身体に悪いというイメージは、猫にはあてはまりません。
その点についても、詳しく説明していきます。
キャットフードの塩分は多くても問題ない
実はキャットフードの塩分は多少多くても問題ありません。
塩分が多いキャットフードを与えると危険なのは、心臓病や腎臓病を患っている猫の場合です。
そのため、健康な猫であれば、そこまで塩分量を気にしなくても大丈夫!
理由として、健康な猫であれば、塩分を多く摂取しても身体には吸収されずに尿となって排出されるからです。
なので、多く摂りすぎたからといって、急激に血圧が上がったりすることはありません。
ちなみに、ペット栄養学の研究機関「全米研究評議会」でも、「猫に塩分が高いキャットフード(みそ汁の塩分濃度1.5倍ほど)を与えても問題はない」との見解をだしています。
病気持ちの猫でなければ、塩分量を気にせずキャットフードを選びましょう。
病気の猫には塩分が入っていないキャットフードを与えてはダメなの?
心臓病や腎臓病の猫だからといって、まったく塩分を摂取しないのは身体によくありません。
もちろん健康な猫も同様です。
塩分には、尿の排出を促す効果があるため、尿路結石の予防になります。
逆に、塩分量が少ないと心臓や腎臓の負担にもなるのです。
AAFCO(米国飼料検査官協会)では、キャットフードにおけるナトリウムの摂取最低値を0.2%以上と定めています。
AAFCOでも塩分の上限値は決めていないのに最低値は決められているため、いかに塩分が必要かということがわかります。
もうひとつ面白い研究結果があります。
フランス・ナント大学のチームが2016年時点で存在している猫の塩分摂取に関する研究を網羅的に調べなおしたそうです。
すると驚くことに、塩分不足により体調不良になる猫はいたものの、塩分を摂りすぎたからといって病気になる明確な証拠はなかったということです。
とはいえ、度を超えた過剰摂取はもちろん身体に良くありません。
猫に必要以上の塩分を与えないように、塩分の適正量をしっかり把握しておきましょう!
塩分の適正量
塩分の上限は特に決まっていないものの、ある程度の目安はあります。
一般的に、100gあたり0.2%~0.8%のナトリウム量が理想と言われています。
そのため、キャットフードの塩分が気になる人は、上記の数値を参考にして選ぶと良いでしょう。
なお、0.9%以上のキャットフードがダメというわけではありません。
多少多くても、身体に害はでないので安心してくださいね!
キャットフードの塩分濃度の調べ方
キャットフードには、成分が細かく記載されている成分表というものがあります。
記載されている成分表の「ナトリウム」という項目が塩分量に関係しているので、塩分が知りたい場合はそこを確認しましょう!
ウェットフードの場合は、塩分濃度計でも確認できます。(ドライフードは確認できません)
なので、ドライフードの場合はパッケージの成分表で確認し、ウェットフードの場合は成分表、もしくは塩分濃度計で確認するとよいでしょう!
塩分が少ないおすすめキャットフード3つ
塩分量をいちいち調べるのが面倒、パッケージに書いていないからどう選んだらいいのかわらかない、という人のために!
100種類以上のキャットフードを調べた私が、塩分の少ないおすすめのキャットフードを3つ紹介しますね。
ヒルズのサイエンス・ダイエット アダルト 成猫用
【特徴】
- ナトリウム0.32%はキャットフードのなかでも低い数値
- 下部尿路の健康を目的に作られているため、マグネシウムがバランスよく配合されている
- 猫に必要不可欠なタウリンも十分な量含まれている
価格 | 1,662円/1.8kg(税込) |
塩分量 | ナトリウム:0.32% |
原産国 | チェコ |
主原料 | トリ肉 |
成分 | タンパク質:29.0%以上 脂質:17.5%以上 粗繊維:2.5%以下 灰分:7.0%以下 水分:8.0%以下 カロリー:407kcal(100gあたり) |
ロイヤルカナン 室内で生活する成猫用
【特徴】
- 塩分量は比較的低めの0.5%
- 消化率の高い成分を使用しているため、排便の量と臭いを軽減できる
- 室内猫用に適切なカロリー量となっている
価格 | 3,280円/2kg(税込) |
塩分量 | ナトリウム:0.5% |
原産国 | フランス |
主原料 | 鶏・七面鳥 |
成分 | タンパク質:25.0%以上 脂質:11.0%以上 粗繊維:5.0%以下 灰分:8.0%以下 水分:6.5%以下 カロリー:375kcal(100gあたり) |
ロイヤルカナン 12歳以上の高齢猫用
【特徴】
- 高齢猫用のためナトリウムは心臓や腎臓に配慮され0.3%となっている
- 嗜好性が高いため、高齢猫でも食いつきがよい
- 腎臓の健康を維持するため、リンの含有量が調整されている
価格 | 3,200円/2kg(税込) |
塩分量 | ナトリウム:0.3% |
原産国 | フランス |
主原料 | 植物性分離タンパク質 |
成分 | タンパク質:28.0%以上 脂質:17.0%以上 粗繊維:5.4%以下 灰分:5.8%以下 水分:6.5%以下 カロリー:408kcal(100gあたり) |
塩分を取り過ぎないためには
基本的に、猫の主食である総合栄養食を適切な量与えていれば、病気になるほどの塩分摂取にはなりません。
塩分を摂りすぎる原因の多くは、
- 猫のおやつ
- 人間のご飯
- 必要以上の餌の摂取
です。
おやつを与える場合は、総合栄養食の量を調節して、1日の必要カロリーを超えないようにしましょう。
また、人間のご飯は味が濃く、塩分が高すぎるため猫にとっては危険です。
猫が欲しがっても、絶対与えないでくださいね!
猫用のキャットフードは塩分量が適切なものを選びましょう!
今回紹介したように、塩分は摂りすぎても、摂らなさすぎてもダメです。
- ヒルズのサイエンス・ダイエット アダルト 成猫用
- ロイヤルカナン 室内で生活する成猫用
- ロイヤルカナン 12歳以上の高齢猫用
基本的に総合栄養食を適切な量与えていれば、塩分の過剰摂取にはなりませんし、不足にもなりません。
もし、飼っている猫の心臓や腎臓が気になるのなら、今回紹介した塩分少なめのキャットフードを選ぶとよいでしょう。
ただし、すでに心臓病や腎臓病になっている場合は、療法食が必要となります。
その場合は、獣医さんと相談して適切なキャットフードを教えてもらいましょう!