こんにちは、ナナ(@nekotebiki)です!
今回は、猫に関するこんな疑問について解決していきます。
結論から言うと、
体の構造も肉食動物と同じなので、間違ったごはんを与えていると猫の体に負担がかかってしまいます。
記事のなかで、猫が肉食と言われる理由や肉以外を与えるリスク、猫におすすめのキャットフードについて紹介します。
目次
猫は肉食!
猫は食肉目に分類されるネコ科の動物です。
ライオンも同じ食肉目ネコ科の動物なので、猫が肉食動物だといっても違和感はないですよね!。
猫がなぜ肉食動物だとわかるのか?それは猫の先祖に関係します。
猫の先祖は2000万年前のヨーロッパにいた「スーダイルルス」と言われています。
スーダイルルスの歯には、ごはんをすりつぶす役割の臼歯がなく、歯の本数も草食動物や雑食動物と比べて少なかったそうです。
基本的に、肉食動物は餌を丸呑みするため、噛むことをほとんどしません。
そのため、歯の本数が少なく、臼歯がないのが特徴です。
現代の猫も臼歯はありませんし、歯の本数も犬の42本に対して30本しかありません。
それらのことから、猫は肉食動物と言われているのです。
ちなみに犬は人間と同じ雑食動物です。
人間と同じように臼歯もしっかり生えているんですよ!
今でもある肉食とわかる猫の習慣
現代の猫でも肉食動物としての習性があります。
例えば、
- ネズミや虫などの小動物を追いかけ回す
- 定期的な爪とぎ
- 高い場所を好む
などです。
動く獲物を追い掛け回す
猫がネズミや虫を追いかけているのを見たことがありませんか?
あれは、動くものをターゲットとして、狩のトレーニングをしているのです。
やんちゃな猫だと、飼い主さんの手や足を獲物に見立てて襲ってくることもあります。
定期的に爪のお手入れをしている
猫が爪を噛んだり、研いだりしているのは、武器となる爪をすぐに使えるよう手入れしているからです。
狩をすることがない家猫でも、その習慣が残っているんですよ。
高いところに上りたがる
猫が高い場所を好むのは、安全確認や獲物を探す理由があります。
猫が狩をしていた時代は、木に登って敵から身を守ったり、獲物を見つけたりしていました。
その癖が今でも残っているのです。
肉を与えないとどうなるの?
猫が一番必要とする成分は、動物性タンパク質です。
動物性タンパク質が豊富に含まれる肉類は、猫にとって欠かせない食べ物!
なぜ欠かせないのかというと、猫に必要な必須アミノ酸「アルギニン」「タウリン」が肉類からしか摂取できないからです。
これらの成分は猫の体内で生成することができないので、必ず食事で摂取する必要があります。
アルギニンやタウリンが不足してしまうと、失明や心筋症を引き起こす恐れも…。
また、猫の体は野菜や穀物を消化するのに向いていない構造になっています。
腸の長さが2mしかないため、野菜や穀物を与えてしまうと消化不良を起こしてしまうのです。
そのため、キャットフードの主原料は肉や魚を選ぶようにしましょう。
肉以外与えたらダメというわけではない
キャットフードには、少なからず肉類以外の素材も使われています。
そのため、必ずしも肉類以外与えたらダメということではありません。
むしろ、野菜や果物を含むことで、猫の健康をサポートするというメリットもあります。
多く含まれていると問題ですが、多少であれば食べても大丈夫です。
ただし、穀物に関してはアレルギーのリスクがあるため、含まれていないものをおすすめします。
肉食な猫にとっておすすめのキャットフードとは
肉食の猫にとって理想のキャットフードとは、
- 主原料に肉が使われている
- 穀物が含まれていない
- 添加物が使われていない
といった条件を満たしたフードです。
一番大事なのは、主原料が肉ということ!
肉食の猫にとって、肉は必要不可欠な存在です。
そのため、主原料には肉が使われているキャットフードを選んでください。
それに加えて、アレルギーや消化不良を起こしやすい穀物が含まれていないフードがいいでしょう。
添加物についても、発がん性がある成分もあるため、使われていないのが理想。
そういった条件を満たすのが、プレミアムフードといった健康志向のキャットフードです。
値段は一般的なキャットフードに比べて高くなりますが、使われている素材はピカイチ!
なかでもレガリエは、国産で猫の食いつきもいいため、私のおすすめキャットフードです。
レガリエがおすすめの理由や評判、価格などは下記の記事で紹介しています。

猫は魚が好き!そのイメージは日本だけ!?
「猫の好きな食べ物は?」と聞くと、多くの人が「魚」と答えるでしょう。
でもそれって間違いって知っていましたか?
猫が魚を好きというわけではなく、日本人が魚好きだから猫も魚好きだと勘違いしているのです。
わかりやすく説明しますね!
日本では、庶民の間で猫が飼われ始めたのが江戸時代と言われています。
この頃は今と違い、キャットフードといったものはありません。
人間が食べるごはんの残りを餌としていました。
みなさんも知っている通り、昔の日本は魚が主食の生活です。
今みたいに、牛や豚の肉を食べる習慣はありませんでした。
そのため、猫の餌は魚や野菜などが主に与えられていたのです。
そのなかでも、動物性タンパク質が含まれている魚は、猫の食いつきが良かったのでしょう。
それを見た日本人が、猫は魚好きだと勝手にイメージしてしまったのです。
猫からすると、お肉が食べられないから仕方なく魚を食べていたわけ…。
ちなみに、外国の人に「猫=魚」とイメージする人はほとんどいません。
とある動物行動学者の実験によると、猫が好きな食肉は、
- 1位 ヒツジ
- 2位 ウシ
- 3位 ウマ
- 4位 ブタ
- 5位 トリ
- 6位 魚
だったそうです。
この実験結果からも、猫がそこまで魚好きではないことがわかりますよね!
猫はお肉が大好物!
今回紹介したように、猫は完全な肉食動物です。
体の構造も肉食動物と同じなので、ごはんも体に合ったものを選びましょう!
穀物が多いキャットフードを与えていると、病気になることがあるので、飼い主さんがしっかり食事管理してくださいね。
かわいい愛猫に、おいしいお肉を食べさせてあげましょう!