こんにちは、ナナ(@nekotebiki)です!
「猫が餌をこぼしながら食べるんだけどなんでだろう?片付けが大変だからできれば改善したいな…」
猫が餌をこぼしながら食べていたら、「どうしたんだろう?」と気になりますよね!
周りが散らかるから掃除が大変、できれば改善したいものです。
結論から言うと、こぼす原因には
- 口の病気やケガ
- キャットフードが合っていない
- 食器が合わない
- 猫の習性
- 猫の性格
- 高齢
が考えられます。
愛猫がどの原因でこぼしているのかを特定して、その原因に合った改善策を行う必要があります。
記事のなかで詳しく改善策を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
最後まで読むことで、猫が上手にご飯を食べられるようになりますよ!
突然猫が餌をこぼすようになったのなら
以前は普通に食べていたのに、最近からこぼすようになった。
特にフードも食器も変えていないのになんでだろう…。
その場合は、病気やケガが考えられます。
口になんらかの異常があるかもしれないので、獣医さんに診てもらってください。
また、ご飯をこぼす以外にも、
- あまりご飯を食べない
- 元気がない
- 食べづらそうにしている
などの症状が見られたら、病気が重症化している恐れもあるので、なるべく早めに動物病院へ連れて行きましょう。
飼い主さんから見たら「食べ方が下手だね(笑)」と軽く考えるかもしれません。
しかし、猫が普段しない行動をするということは、身体のどこかになんらかの異常がでている恐れがあります。
何かあってからでは遅いので、自分勝手に判断しないでプロの判断に任せましょう!
考えられる病気
口内炎
- うまく噛めなくなる
- 口臭がきつくなる
- ご飯を食べるスピードが遅くなる
- 食欲がなくなる
- よだれが増える
口内炎は口のなかにできる炎症です。
口内炎ができると出血したり、噛んだ際に痛みや違和感がでたりします。
原因としては、外傷によるもの、不衛生な状態、免疫力の低下、病気が原因で起こります。
治療法は、一般的に炎症をおさえる薬を投与することになります。
歯周病
- 歯茎に炎症が起こる
- 歯が抜ける
- 出血する
- 噛むときに痛みがでる
餌の食べカスが歯石となり、その歯石を放置したままにすると歯周病になります。
歯周病になると歯が不安定になり出血しやすく、悪化すると噛むだけで痛みが走り、抜け落ちることもあります。
治療法としては、全身麻酔で歯石や歯垢を取り除く方法、もしくは歯を抜くことになります。
猫が餌をこぼす病気以外の原因
病気以外にも、餌をこぼす原因はあります。
主な原因をいくつか紹介しますね!
キャットフードが合っていないため歯の隙間からこぼれ落ちる
キャットフードによって、大きさや形はそれぞれです。
粒の大きさによっては噛みにくかったり、歯の隙間からこぼれたりすることがあります。
また、猫は基本的にご飯は丸呑みです。
猫には人間のように、餌を磨り潰す役目の歯がありません。
そのため、ご飯が口からこぼれやすいのです。
食器が合わない
猫はとてもデリケートな動物なので、好き嫌いが非常に激しいです。
食器が気に入らないと、餌を外に出して食べることもあります。
また、食器の高さや深さも重要!
低すぎても高すぎても食べづらく、お皿が浅くてもこぼす原因となります。
猫の習性
猫は本来、自分の食べ物は狩猟によって自ら捕獲していました。
捕まえた獲物は前足でおさえながら噛みつき、顔を左右に振って引きちぎりながら食べていたのです。
今でもその名残があり、餌を食べる際に顔を左右に揺らしながら食べる猫もいます。
ドライフードは生肉と違い小さい粒状のため、周囲にこぼしてしまうのです。
猫の性格
猫の性格によっても食べ方は変わってきます。
猫によっては、お皿から自分の好きな場所に餌を持っていき食べる子もいます。
また、上手にご飯を食べられない不器用な猫もいるのです。
その場合は、猫の行動をなおすのはではなく、飼い主さんが大目に見てあげましょう。
高齢のため
高齢になると噛む力が弱くなるため、餌をこぼしやすくなります。
ドライフードだと噛む力が必要になるため、食べやすい餌に変えてみるとよいでしょう。
ウェットフードや柔らかいドライフードなどの高齢でも食べやすい餌に変えると、こぼしにくくなります。
キャットフードの簡単なふやかし方は、こちらの記事に写真付きで詳しく解説しています!
ただし、ウェットフードばかり与えていると噛む力が急速に衰えるので、適度にドライフードも挟むようにしてくださいね!
猫が餌をこぼすときの改善策
こぼす原因が病気でないのなら、飼い主さんでもできる改善策がいくつかあります。
ひとつずつ試してみましょう!
キャットフードを変える
キャットフードは種類によって、大きさや形が違います。
こぼすということは、餌の大きさや形が猫にとって食べにくいのかもしれません。
なので、愛猫が食べやすい餌に変えてみましょう。
とはいえ、どの餌が食べやすいのかは猫によって違うため、実際に食べてみないとわかりません。
色々なキャットフードを試してみて愛猫に合ったご飯を見つけましょう。
キャットフードを選ぶ際は、
- 新鮮なタンパク質を使用している
- 穀物が多くない
- 添加物が使用されていない
など、猫に害がないかをしっかり確認してくださいね!
食器を変える
猫によって食器の好みもわかれます。
材質や大きさなど、いくつか試してみて猫が好む食器を見つけましょう。
できるだけ、お皿の底は深めで、猫のヒゲがあたりにくい形状の食器がおすすめです。
食器は重い方が安定しているので、餌がこぼれにくくなります。
また、食器の位置が低すぎると食べづらいので、ある程度高さがある食器を選びましょう。
猫が使いやすいおすすめの餌入れや、猫に合わせた餌入れの選び方はコチラで紹介しています🐾
餌台を使う
高さが低い食器を使っているのなら、餌台を利用してみましょう。
食器の位置が低いと、姿勢が悪くなるのでこぼす原因になります。
また、喉に詰まりやすいので、吐く恐れもあります。
できるだけ、前かがみにならない高さの餌台を利用しましょう。
猫が使いやすい餌台の選び方や可愛いおすすめの餌台はコチラの記事で紹介しています🐾
猫が餌をこぼすからといって怒ってはダメ!
猫が餌をこぼしながら食べると、後片付けが大変ですよね。
「いいかげんにしてよぉ…」
とイライラすることもあるでしょう。
でも決して猫を怒ってはダメです!
餌をこぼしてるから怒られてるとは理解できず、食べることを怒られてると勘違いしてしまいます。
飯を食べなくなったり、飼い主を怖がって懐かなくなる恐れがあります。
こぼすのが治らないのなら猫を強制するのではなく、飼い主さんが愛猫をサポートしてあげましょう。
食器の下にトレーを敷くと、片付けがしやすいのでおすすめですよ!
愛猫に合った改善策で食べこぼしを無くしましょう!
今回紹介したように、餌をこぼす原因は猫によって様々です。
愛猫がどの原因でこぼしているのか飼い主さんが見つけて、原因に合った改善策を試してみましょう!
絶対に愛猫を怒ったり、行動を強制することはしないでくださいね。
こぼすだけではなく、元気がなかったり、食欲がなかったりする場合は早めに獣医さんに診てもらいましょう。