キャットフードの多くが「ドライタイプ」ですが、ドライタイプの選び方やメリット・デメリットをご存知ですか?
知らないでドライフードを選んでいると、猫にとっては害となる成分がたくさん入ったごはんを選んでしまうかもしれませんよ。
とはいえ、多くの人が
「ドライタイプってどんな特徴があるの?」
「どうやって選んだらいいの?」
「おすすめのドライタイプは?」
といった疑問を持つでしょう。
そこで今回は、ドライタイプの特徴と選ぶポイント、おすすめのドライフードについて紹介します!
具体的には、
- ドライタイプの特徴
- ドライタイプのメリット・デメリット
- ドライタイプの選び方
- おすすめのドライタイプ3つ
を順番に説明していきますね!
キャットフード「ドライタイプ」の特徴
キャットフードには、大きく分けて「ドライタイプ」と「ウェットタイプ」があります。
水分含有量10%以下のものをドライタイプと言い、特徴としては粒が固くてカリカリしており、腹持ちがいいです。
また、ウェットタイプに比べて総合栄養食や一般食など、数や種類が豊富という点もドライタイプの特徴です。
ウェットとドライの違いについてさらに詳しく知りたい方はこちら👇
キャットフード「ドライタイプ」のメリット
歯石がつきにくい
ドライタイプは水分量が少ないため、歯石がつきにくいメリットがあります。
猫は虫歯になりにくい動物と言われていますが、しっかりケアしないと口の中に溜まった食べカスが歯石になり、放置していると歯周病になることがあります。
歯周病になってしまうと、全身麻酔で歯石を取り除いたり、抜歯したりと猫の体にも負担がかかり、病院費用も高額になります。
栄養バランスが良いため猫の健康をサポート
栄養バランスが良いため、少量でもしっかり必要な栄養をとることができます。体の成長や健康維持が重要な子猫や高齢猫、またご飯をあまり食べない猫にピッタリなキャットフードです。
比較的安いため出費がおさえられる
ドライタイプは、ウェットタイプに比べて比較的安く購入できます。
安いからといって品質や安全性が低いのかというとそうではありません。安くても高品質や栄養バランスに優れているものは多いです。
キャットフードは定期的に購入するものなので、少しでも安くして出費をおさえたいですよね。
長期保存ができる
ドライフードは、開封してもしっかり密閉して管理しておけば、1ヶ月ほどは保存できます。
ですが、しっかり密閉しないで空気や光にあててしまうと、脂質が酸化して過酸化脂質となってしまいます。過酸化脂質はアレルギーの原因にもなるので、保存する場合はしっかり密閉されているか確認しましょう。
キャットフード「ドライタイプ」のデメリット
尿路結石になりやすい
ドライタイプは水分量が少ないため、尿路結石ができやすいというデメリットがあります。
猫はもともと尿路結石になりやすい動物です。というのも猫の祖先は乾燥地帯に生息していたため、ほとんど水を摂取できず、体内の水分を節約するために濃い尿を作る体の構造になっていました。
現代の猫でも体の構造は基本的に一緒です。そのため、水分の摂取が少ないと尿路結石になってしまいます。
ただ、ドライタイプのキャットフードでも、水分がしっかりとれていれば問題はありません!
ウェットタイプに比べて美味しくない
ウェットタイプは食感や味が良いため、猫が好んで食べます。しかし、ドライタイプはそこまで猫が好む味にはなっていないため、猫によっては美味しく感じません。そのため、一度ウェットタイプのキャットフードを与えると、ドライタイプを食べなくなる猫もいます。
有害な添加物や穀物を使用したものが多い
猫にとって有害な添加物や、猫があまり必要としないトウモロコシや小麦などの穀物を使用したものが多く存在します。
もちろん、天然由来の添加物なら問題ありませんし、穀物もそこまで多く含まれていなければ大丈夫です。
ドライタイプのキャットフードを選ぶポイント
主要原料が肉や魚と明記されている
キャットフードを選ぶ場合、主要原料がチキンやマグロなど、具体的な材料名が明記されているものを選びましょう。
肉類や家禽類と記載されているものは、品質の良い肉だけではなく、骨や皮、廃棄寸前の肉などが含まれている場合があります。
当然、そういったキャットフードは猫の体にもあまりよくないため、主要原料はしっかり確認するようにしましょう!
総合栄養食と記載されているか
猫のキャットフードには、「総合栄養食」「一般食」「おやつ」「療法食」があります。このうち、主食として与えていいのは総合栄養食のみです。一般食やおやつ、療法食を主食として与えてしまうと、必要な栄養がしっかり摂取できません。
ドライタイプについては、総合栄養食の種類が多いため、見つけるのに苦労しないはずですが、パッケージに総合栄養食と記載されているかはしっかりチェックして購入しましょう。
添加物が入っていないか
猫の体に添加物は必要ありません。そのため、添加物が入っていないキャットフードを与えることが理想です。
しかし、添加物がまったく入っていないキャットフードは少なく、あったとしても高価な場合が多いです。なので、添加物が入っていないキャットフードが購入できないのなら、天然由来の添加物が使われているものを選びましょう。
天然由来の添加物であれば、害はありませんので安心です。天然由来成分はパッケージの記載が、植物抽出やアスコルビン酸、トコフェロールなどと書かれています。
キャットフード「ドライタイプ」のおすすめ3選
ドライタイプの選び方のポイントをおさえたうえで、おすすめのキャットフードを3つ紹介します!迷っている方はぜひ参考にしてください。
子猫には「ニュートロ ナチュラルチョイス キトン」
価格 2,780円/2kg(税込)
成猫には「カナガン」
価格 3,960円/1.5kg(税込)
高齢猫には「ピュリナ プロプラン 7歳以上の成猫用」
価格 2,123円/1.3kg(税込)
売り切れ
まとめ
キャットフードの「ドライタイプ」には、様々なメリットがあります。
- 猫がカリカリが好き
- 猫の口臭が気になる
- 安くて高品質なキャットフードがほしい
ドライタイプかウェットタイプかを決めるのは飼い主ではなく、猫の反応を見てから選ぶようにしてください。
無理に嫌いなタイプを与えてしまうと、ご飯をまったく食べなくなってしまいます。
ご飯を食べないと、栄養不足から病気になってしまうことがあるので、成分や栄養バランスも大切ですが、猫が美味しく食べられるキャットフードを選んであげてくださいね!