「キャットフードの保存方法ってどうしたらいいの?キャットフードの袋のまま置いてあるんだけど大丈夫かな…」
開封後のキャットフードって、どう保存したらいいのか悩みますよね!
キャットフードのパッケージには、直射日光・高温多湿の場所を避けて保存してくださいと記載されています。
結論から言うと、直射日光や高温多湿の場所を避けるだけでは、適切な保存方法とは言えません。
空気が入らない、しっかりと密閉された状態にする必要があります。
とはいえ、どうやって空気が入らない状態にすればいいのか悩みますよね!
そこで今回は、キャットフードの保存方法について詳しく紹介します。
理由については記事のなかで、説明していきますね!
目次
キャットフードはドライかウェットで保存方法が異なる
まず、キャットフードはドライフードとウェットフードにわかれます。
それぞれ水分量が異なるため、保存期間や保存方法も違ってくるのです。
ドライフードが、開封後だいたい1カ月持つのに対して、ウェットフードはあっという間に酸化して新鮮ではなくなってしまいます。
そのため、与えている餌に合わせた保存方法を選ぶ必要があるのです。
ウェットフードはその日で食べきること
まず、ウェットフードの保存方法ですが、ウェットフードはすぐに劣化するので保存には向きません。
そのため、開封後はその日で食べきるようにしてください。
どうしても1日で食べきれない場合は、最初にスプーンでわけてから与え、あまったフードはお皿に移しラップをしてから冷蔵庫で保存しましょう。
ただし、保存できるのは翌日までです。
翌日でも食べきれない場合は、もったいないですが処分してください。
そのまま与えても、鮮度や風味が落ちているため猫は食べようとしません。
ドライフードの保存方法
基本的に1カ月以内であれば、常温で保存しても問題ありません。
ドライフードを酸化させないためには、なるべく空気や光に触れさせないことが大切です。
どういった保存方法がいいのか紹介しますね!
真空パックして小分けで保存する
メリット | ・空気が入りにくいため酸化しにくい ・鮮度や風味が落ちにくいため猫の食いつきが良い |
デメリット | ・真空パック器やパック代などのコストがかかる ・小分けが面倒 |
一番おすすめの保存方法が、真空パックに小分けして保存するやり方!
鮮度が落ちる主な原因は、酸化です。
空気や光にあたると酸化が始まるため、真空パックのような空気に触れない保存方法が一番理想的なのです。
ただし、真空パックでも光にあたると酸化してしまうので、できるだけ光のあたらない暗所に保存するようにしてください。
手間ではありますが、2~3日分を小分けにして保存するとより酸化を防ぐことができます。
密閉された保存容器で保存する
メリット | ・洗えば何回でも利用できる ・ほとんど空気に触れず餌をだせる |
デメリット | ・定期的に洗う必要がある ・細かいグラム調整はできない |
フードトラッカーや密閉容器など、保存容器で保存する方法もあります。
なかでもフードディスペンサーで保存するのがおすすめです。
フードディスペンサーとは、キャットフードを保存するもので、ダイヤルを回すと必要な分だけ餌がでてきます。
餌のたびに蓋の開け閉めをする必要がないため、キャットフードが空気に触れにくく、酸化しにくい構造となっています。
最近では、保存部分が真空状になっているものもあるので、より鮮度や風味が落ちにくくなっています。
フードディスペンサータイプの自動給餌器もあるので、仕事が忙しく愛猫のご飯を時間通りに与えられない人におすすめです。
ストックバックで保存する
メリット | ・手軽に購入できる ・コストを安くおさえられる |
デメリット | ・完全に空気を遮断することはできない ・定期的に購入する必要があるため最終的にはフードディスペンサーの方が安い |
真空パック器やフードディスペンサーだと購入費用やコスト、手間がかかる。
できるだけお金や手間をかけたくないという人は、ストックバックで保存する方法もあります。
真空パックに比べて空気は入ってきますが、普通に保存するよりは長持ちします。
ストックバックで保存する場合は、脱酸素剤や乾燥剤も入れ、できるだけ酸化を遅らせるようにしましょう。
1カ月経ったキャットフードは冷凍保存がおすすめ
キャットフードを購入する際は、基本的に1カ月で食べきれるサイズを選ぶようにしましょう。
いくら保存できるといっても、日が経つごとに鮮度や風味は落ちていくからです。
もし、1カ月で食べきれない場合は、真空パックやジップロックに小分けにして、冷凍保存してください。
冷凍保存したキャットフードを与える場合は、冷凍からだした餌をそのままあげるのではなく、食べる分だけを前もって冷蔵庫に移し自然解凍させてから与えるようにしましょう!
常温での解凍や電子レンジでの解凍は、温度差からキャットフードがすぐ傷んでしまうので気をつけてください。
ドライフードの冷蔵保存はNG
「冷凍庫での保存がOKなら、冷蔵庫で保存してもいいよね」と思いませんか?
しかし、ドライフードの冷蔵保存は結露からカビが発生することがあるので、おすすめしません。
ウェットフードのように、水分量の多いフードは冷蔵保存が必要になります。
私は冷蔵庫や冷凍庫での保存をおすすめしない
どちらにせよ、私的に冷蔵庫や冷凍庫での保存は、鮮度や風味が急激に落ちるのでおすすめしません。
愛猫がおいしく食べられるように、できるだけ1カ月で食べきれるサイズのキャットフードを購入してくださいね!
キャットフードの保存場所
キャットフードは空気や光、温度変化に弱いため、開封後もちろん開封前であっても以下の場所に保存してください。
- 直射日光が当たらない場所
- 温度変化が少ない場所
- 湿度が高くない場所
直射日光や湿度が高い、温度変化が激しい場所は、酸化やカビの原因となってしまいます。
できるだけ、風通しのよい涼しい暗所で保存するようにしてください。
キャットフードを正しく保存しないとどうなるのか
猫が餌を食べなくなる
猫は、鮮度や風味にとても敏感です。
少しでも味が落ちると、ご飯を食べなくなってしまいます。
しっかりご飯を食べないと、栄養失調になる恐れもあるので、キャットフードは適切に保存するようにしてください。
鮮度や風味が悪くなったキャットフードは無理に与えず、新しいフードに交換して与えましょう。
体調を崩す
キャットフードが酸化して鮮度が悪くなると、嘔吐や下痢を起こすことがあります。
さらに、酸化はキャットフードに含まれている栄養素を分解してしまうため、猫の身体に必要な栄養を十分に摂取できなくなってしまいます。
その結果、栄養失調や老化が早まる原因となってしまうのです。
愛猫の健康を考え、常に新鮮なキャットフードを与えられるよう、保存はしっかり行いましょう。
キャットフードはなるべく早めに食べきりましょう!
ドライフードやウェットフードに関係なく、基本的にはなるべく早めに食べきるようにしてください。
ドライフードは1カ月で食べきれる量を購入し、開封後は真空パックで小分けにして常温保存がおすすめです。
ウェットフードは保存せず、当日に食べきるようにしましょう!
愛猫が毎日おいしいご飯を食べられるように、飼い主さんがしっかりキャットフードの管理を行ってくださいね!