子猫を初めて飼う場合、どのキャットフードを選んでだら良いのか、迷う人も多いですよね。
結論から言うと、子猫へのキャットフードは
- 総合栄養食のキャットフードを選ぶ
- ドライフードを選ぶ
- 子猫用のキャットフードを選ぶ
を満たしていれば問題ありません。
今回の記事では、キャットフードの選び方やおすすめのキャットフードを深掘りして紹介していきます。
最後まで読むことで、子猫に合ったキャットフードを自分の目で見分けられるようになりますよ!
子猫へのキャットフードは9週目〜1歳まで
1歳までは子猫と言っても、0歳~1歳までキャットフードを与えてもいいのかというと、そうではありません。実は、生まれてからの日数によって与えるご飯は変わります。
わかりやすいように、与えるご飯ごとに分けて紹介しますね!
ミルクを与えるのは0歳~3週目
生まれて間もない子猫には、キャットフードではなくミルクを与えましょう。ミルクといっても猫用のもので、人間用ではありません。人間が飲む牛乳を与えてしまうと、乳糖を消化できずに吐いたり、栄養不足になることがあります。
必ず猫用のミルクを与えましょう。!
与える目安としては、1時間〜2時間おきに3〜5mlほどとなります。ミルクを人肌に温めて、猫用の哺乳瓶もしくはスポイトなどで少しずつ与えましょう。
離乳食は4週目~8週目
4週目に入るとミルクから離乳食に移ります。といってもすぐにミルクから離乳食に切りかえるのではなく、最初は離乳食に猫用ミルクを混ぜ、柔らかくしてから与えてください。
理由としては、猫が食べなかったり、体調を崩してしまったりするからです。
猫は警戒心が強い動物なので、ご飯がいきなり変わると警戒して食べなくなります。また、子猫のうちは消化機能も弱いため、いきなりご飯が変わるとうまく消化できずに吐く恐れもあるのです。
切りかえる場合は、1週間〜2週間ほど時間をかけながら徐々に切りかえるようにしてくださいね。
もし、近くに猫用の離乳食が売っていない場合は、ドライフードをぬるま湯や猫用ミルクでふやかして与えても問題ありません。
8週目からは離乳食のみにして、ミルクの代わりに水を与えるようにしましょう。
子猫へのキャットフードは9週目~
9週目からは離乳食ではなく、栄養価の高いキャットフードを与えましょう。とはいえ、まだ体が小さい子猫のため、一度にたくさんのエサは食べられません。キャットフードのパッケージに書いてある給与量を参考に、1日3回〜5回に分けて与えるようにしてください。1歳までは子猫用キャットフードを与えても大丈夫です。
子猫のキャットフードを選ぶポイントは3つ
「9週目から栄養価の高いキャットフードを与えましょう」と言っても、どのキャットフード を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
子猫のキャットフードを選ぶ際のポイントは3つ、わかりやすく紹介しますね!
総合栄養食を選ぶ
総合栄養食とは、猫の健康を維持するために必要な栄養素がすべて入っている餌のことです。キャットフードには大きく分けて、「総合栄養食」「一般食」「おやつ」「療法食」の4種類があり、基本的に猫の主食は総合栄養食となります。
子猫は生まれて1歳までは急激に成長していきます。そのため、栄養価が高い餌を与えないと栄養不足になり、病気になるリスクも高くなるのです。
キャットフードのパッケージに「総合栄養食」と見やすく表示されているので、それを基準に選ぶようにしましょう。
ドライタイプを選ぶ
猫の餌には「ドライタイプ」「ウェットタイプ」の2種類があり、それぞれの違いは水分量です。ドライタイプは水分が少なく、逆にウェットタイプは水分が多くなります。
子猫の場合は「ドライタイプ」のものがおすすめです。ドライフードは、栄養バランスがいいため、エサを少しずつしか食べられない子猫でも、十分な栄養をとることができます。
また、保存性や衛生面も優れているため、初めて猫を飼う人でも扱いやすいキャットフードなのです。
ウェットフードとドライフードの違いはコチラの記事で詳しく紹介しています👇
子猫用のキャットフードを選ぶ
キャットフードの中には子猫用・成猫用・高齢猫用のものがあります。他のキャットフードとの違いはエサの大きさや、含まれている栄養素です。例えば子猫用は成猫用のフードに比べてエサが小さく、子猫に必要なタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。
成猫用のキャットフードは、成猫に適した栄養素が含まれているため、子猫に与えると栄養不足になることもあります。また、エサが大きすぎるため、上手に食べられず必要な量をとることができなくなる場合もあるのです。
1日のご飯の量は体重と月齢による
1日の給餌量の平均は、体重と月齢によって知ることができます。わかりやすいように表にまとめて紹介しますね!
体重 | 0.5kg | 1kg | 1.5kg | 2kg | 3kg | 4kg | 5kg |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4ヵ月未満 | 30g | 50g | 65g | 85g | 110g | 140g | 165g |
4〜6ヵ月 | 25g | 40g | 55g | 70g | 95g | 115g | 135g |
7〜12ヵ月 | – | 35g | 45g | 55g | 75g | 95g | 110g |
※100gあたり446kcalのキャットフードの場合(1日あたりのg)
この表はあくまで目安です。子猫の健康状態や環境によっても違うため、都度調節しながら与えてください。
もし、子猫が吐いたり、お皿を舐めるようならエサの量が合っていない可能性があります。様子を見ながら減らしたり、増やしたりしましょう。
また、子猫のうちは胃袋が小さいため、1日に必要なご飯の量を3回〜5回に分けて与えるようにしましょう。
仕事で昼間の時間帯にご飯を与えるのが難しい場合は、猫用の自動給餌器がおすすめです。
自動給餌器があれば、家にいなくても設定した時間に自動でご飯が出てきます。
また、カメラが付いている自動給餌器もあるので、留守の間子猫が心配な飼い主にぴったりです!
自動給餌機についてはコチラの記事で詳しく紹介しています👇
おすすめのキャットフード3選
先ほど紹介したキャットフードを選ぶポイント「総合栄養食」「ドライタイプ」「子猫用」をすべて備えたもので、さらにそこから厳選したおすすめのキャットフード3つを紹介します。
ニュートロ ナチュラルチョイス キトン
- 厳選された自然素材を使用しているため安心・安全
- 高品質なチキンを使用しているため子猫もおいしく食べられる
- 子猫でも食べやすいように、粒がふやけやすい
価格 | 2,780円/2kg(税込) |
原産国 | アメリカ |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:36.0%以上 脂質:19.0%以上 粗繊維:4.0%以下 灰分:10.5%以下 水分:10.0%以下 カロリー:390kcal(100gあたり) |
ピュリナ ワン 1歳までの子ねこ用
- 40%以上の良質なタンパク質を含む新鮮なチキンを使用
- 脳の発達を助けるDHAが豊富に含まれている
- エサの粒が噛みやすく噛みごたえがあるので、歯石がたまりにくい
価格 | 1,481円/2.2kg(税込) |
原産国 | アメリカ |
主要原料 | チキン |
成分 | タンパク質:40.0%以上 脂質:18.0%以上 粗繊維:2.5%以下 灰分:9.0%以下 水分:12.0%以下 カロリー:440kcal(100gあたり) |
ロイヤルカナン FHN キトン
【特徴】
- 子猫の消化を助ける消化性の高いタンパク質と独自の食物繊維を使用
- ビタミンEが豊富に含まれているため、免疫機能の発達をサポートする
- 新鮮さと品質を保持したままの長期保存が可能
価格 | 2,869円/2kg(税込) |
原産国 | フランス |
主要原料 | 鶏・七面鳥 |
成分 | タンパク質:34.0%以上 脂質:16.0%以上 粗繊維:3.3%以下 灰分:8.5%以下 水分:6.5%以下 カロリー:409kcal(100gあたり) |
子猫のために美味しいキャットフードを選んであげましょう
子猫の健康的な体づくりのため、子猫に必要な栄養素や品質が高いキャットフードを選ぶことが大切です。
- 総合栄養食のキャットフードを選ぶ
- ドライフードを選ぶ
- 子猫用のキャットフードを選ぶ
適切なキャットフードを選ぶことで、子猫は元気で健やかに育っていきます。
大切な子猫と長く一緒にいたいのなら、子猫のうちからしっかりと健康について考える必要があるのです。
あなたの子猫に合ったキャットフードを選んで、末長く猫との生活を楽しんでくださいね!